吟醸搾りには、出来るかぎり早く分離する事が重要である。

◎ じっくりと、やんわりと、出来るかぎり自然の状態で搾る
◎ 香り・コク・キレ・をそこなわないように搾る
◎ 異臭をつけないように

この3 つのポイントを重点的に考え、圧濾圧搾機の構造及びシステムを
従来のONP 自動圧濾圧搾機の特長を生かしながら改良を加えたのが吟醸用圧濾圧搾機です。

特長

1.自然の状態で濾過圧搾を行う
醪の注入口は2吋径の入口を2ヶ所設け吟醸のかたい醪でもスムーズに入る。
機械的には前後注入方式つまり前方にも後方にも醪注入配管を設け短時間に醪が注入出来る。

2.低圧による圧搾
醪注入時間を短縮することにより圧搾時間が長く取れるのでその分圧搾圧を低くする事が出来る。

3.異臭及び吟醸香を吸着しない素材を使用
ゴム質のパッキン及びシートを全面廃止し異臭及び吟醸香を吸着しない樹脂材のダイヤフラムの採用で酒への異臭及び吟醸香の吸着の移行を防いだ。

4.香り・味・コク・キレ・の保全
醪タンクから製品タンクまで極力空気にふれさせないシステムの為醸し出された香り・味・コク・キレを保全する。

5.衛生的
濾板、濾枠は樹脂材で耐蝕性、耐圧性に優れており薬品殺菌等が出来る。
ダイヤフラムも新素材を使用しており薬品殺菌等が出来る。

6.ムラのない醪注入
濾枠上部の残留エアー抜き口より機内の残留エアーをスムーズに抜く事により醪を各濾室にムラなく注入出来る。

7.粕はがしの省力化
特殊濾布の採用により粕はがしがスムーズに行える。

8.準備、保管の省力化
濾布の取付がワンタッチなので機械架台に濾板を吊るしたまま濾布の脱着が出来る。

9.安全である
各操作には全て安全装置が設けてある。

10.自動開枠装置自動洗浄装置のオプション取付可能

ONP自動圧濾圧搾機 操作方法

濾板挿入

1.濾過板、圧搾機は必ず交互に挿入して下さい。
2.段数の加減は仕切板を御使用下さい。仕切板に濾布を取付け仕切段数の濾過板と取り替えて下さい。

プレス閉め

1.制御盤内の油圧ボタンをONにし、切替スイッチを締付にしますと一定圧力で締付ます。(50~55Mpa)

醪送り

1.圧入ポンプスイッチをONにし、濾液回収ポンプを自動にする。
2.最初、低圧で送り込み、最終注入圧力を0. 2Mpaで止めて下さい。
3.エアー抜バルブを最初開いておき、濾液がくれば止めて下さい。
4.圧入時間は6~7時間位です。

圧搾

醪注入後(コンプレッサー)エアーにより圧搾します。
1.エアーヘッダーの排気バルブを締める。  
2.圧力はプレッシャースイッチとタイマーの組合わせで段階的に加圧します。
3.最終段階は0.7Mpaでそのままエアー圧搾を行ない12~16時間搾ります。

エアーブロー圧搾圧排除

醪注入後(コンプレッサー)エアーにより圧搾します。
1.エアーヘッダーのバルブ及びエアーブローのバルブを開き圧搾板内のエアーを排除します。  
2.コンプレッサー・エアーフィルターのドレン抜きは、毎回行って下さい。

開枠

エアーの圧力がゼロになったのを確認の上、切替スイッチを開にします。

粕離し

開枠後1枚ずつ開いて粕を取り出して下さい。

洗浄

運転期間中は逆洗浄または高圧洗浄機等で洗浄して下さい。
長期運転停止時には、濾布を取りはずし、殺菌、洗浄後良く乾燥し保管をお願いします。  
水洗 薬品洗浄( アルカリ性に弱いです) 水洗、濾板、濾枠の洗浄は本機に出来る限り水がかからぬように。又SS部の殺菌、洗浄を行いよく乾燥させ通風のよい様にして保管して下さい。  
※本文中の圧力及び時間は醪の状態等により異なる場合があります。              
※その他詳細はお問い合せ下さい。

操作時間表一例

オプション

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自動開枠
洗浄装置
既設機械へ取り付け可能です

ケーキ処理後、自動運転で板面洗浄を行ないます。自動開枠装置と洗浄装置とセットで取り付け、自動運転します。
高圧ポンプにて供給された洗浄水を6個の回転洗浄ノズルにて1枚1枚洗浄していきます。
装置を機械上部にセットすることによりコンパクトで場所を取りません。

より使いやすく、より高機能に改良された3つのポイント

エアーノズルの取り付け位置を変更

圧搾板の中板の厚さを4mmから8mmに変更することにより、エアーノズルを中板に取り付けることを可能にしました。この改良により、中板から直接エアーを入れることができるようになり、従来のようなシートの出っ張りをなくし、引っかかりによるシートの破損が大幅に減少しました。


濾過板の醪注入口を広口に改良

濾過板の醪注入部分(上部)を広く切り抜くことにより、注入部の隙聞を従来の11mm幅から30mm幅に広げました。この改良によって醪注入時の固まり等による詰まりを大幅に減少、各濾室への醪供給をよりスムースに行うことを可能にしました。


丸型サボーター増設、醪注入時の偏圧に対応

従来のサポーターは中央部の直棒だけでしたが、その直棒サポーターの両サイドlこ3個づつ、計6力所に直径50mmの丸型のサポーターを増設しました。これにより醪流入時の偏圧に対応。偏りをなくし、平均的に濾室に醪を流入させることができます。

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